【伊勢宮忠オンラインストア】リニューアルに伴う臨時休業のお知らせ

このたび、オンラインストアのリニューアル作業に伴い、誠に勝手ながら下記の期間中、オンラインストアを臨時休業とさせていただきます。

■臨時休業期間(予定):2025年5月15日(木)午前~ 5月19日(月)
■営業再開日(予定):2025年5月20日(火)午前
※作業状況により終了時間は前後することがございます。

ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。リニューアルオープンを楽しみにしていただけると幸いです。

なお、休業期間中もお電話でのお問い合わせは通常通り受け付けておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。

内宮前「伊勢おきよめの店」新規オープン

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工場長の製作日記 81ページ目

2023年10月12日(木) 『社殿御扉への端喰(はしばみ)加工』


端喰は神社や寺院の御扉など、板材の端に繊維方向と直行する側に板をはめ込むことで端部が固定され、反りを抑えたり木口を隠すための化粧材です。
端喰の歴史は古く、平安時代や鎌倉時代の書物にも記載がある事から、平安末期から鎌倉時代には端喰が使われていたことが分かります。
江戸時代には大工技術の発達により端喰の種類や形状が豊富になりました。

加工について、まず扉の上下に端喰の形に墨を入れ、鑿(のみ)と玄翁(げんのう)で端喰の厚みまで荒彫ります。

写真1

写真2


次に扉の端喰の墨に鑿を入れていきます。鑿をしっかり切らせ、端喰をはめた時に扉板と端喰が隙間なく納まる様に、慎重に鑿をいれていきます。

写真3


端喰と扉の間に隙間などがあると見た目の美しさが損なわれ、またそこから割れや反りにつながりかねないため、しっかり隙間なく接合できるように丁寧な仕事が求められる加工です。

写真4


伊勢宮忠は大きな御扉が必要とされる社殿にはこの技法を用いています。


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