|
工場長の製作日記 110ページ目
|
2026年4月15日(水) 『神棚板セット(小)製作の一部』
神棚板セット(小)の柱の組み立て作業を行っています。
他の棚板と違い小サイズは柱と筋交いを組み上げた状態で製品になります。
鉋で仕上げた柱と筋交いの面取りを行います。
面取りはすべて同じ大きさの面になるように鉋をかけます。言葉にすれば簡単ですが、ここが職人の腕の見せ所です。 順目・逆目といった性質を瞬時に読み取り、鉋を引く回数、力加減、そして角度を微調整していきます。
面取り一つにしても職人の経験や熟練によって見た目の美しさが違ってきます。
すべての部材の面取りが終わったら柱と筋交いを組んでいきます。専用の型に柱と筋交いをセットして釘で固定していきます。この時に柱と筋交いの位置がずれていると棚板に取り付けたときに柱と棚板が直角(90度)が出なくなります。しっかり位置と角度を確認し釘で固定して完成です。
小棚板は天板の厚みを15mmから24mmに変更し改良しました。これに伴い柱、筋交いも少し寸法変更を行っています。
棚板の厚みは9mm増しですが、完成した姿はこれまで以上に立派で、力強い重厚感を放ちます。見た目の美しさはもちろん、手にした時の安心感も格段に向上しました。
職人の技術は日々磨かれ、製品の質もまた時代のニーズに合わせて改善を繰り返しています。現状に満足することなく、技術の向上と製品のアップグレードを続けること。これが、私たちがお客様へお届けできる誠実さの一つであると考えています。
