・屋外社殿を設ける場所 |
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敷地内の清い(不浄に近くない)場所で、神殿正面が東から南の間に向くように設置できる場所。
境内地は、他の敷地よりも高くなるようにします。境界には玉垣や植栽を施し、他との区別をはっきりさせます。
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・まつり方 |
毎日のお参りのほかに、年に1回〜2回の大祭(創立記念祭・施工記念祭等)と毎月のお祭り日を決め、お参りします。
土器のならべ方例はこちら
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・お供え |
毎日のお供えは、三方1台に乗る土器セットを用いて米(洗米)・水・酒・塩を朝にお供えして、その日の夕方には下ろしてください。
毎月のお祭日や大祭の時には三方の台数を増やして、季節の旬のものや海川野山の恵みをお供えします。また栄える木として榊はいつもお供えします。
日々のお供え三方は、神殿か宮座台の上に置きます。お祭日のお供え三方は、宮座台の前に八足を置いて、その上にお供えします。
神具セットはこちら
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・お鎮め |
神様にお鎮まりいただく鎮座祭は、ご縁のある神宮様または氏神様にお願いしていただくのがよいでしょう。月々のお祭りもしくは大祭についても、この神宮様にお願いしていただくのがよいでしょう。
縁のある神社などから御神体を頂いたときには、その御神体を代々に渡って大切におまつりさせて頂きます。
神社などから御神札を頂き、おまつりいただく場合には、毎年新しい御神札に取り替えてください。また、古い御神札は、新しくお札を頂くときに持参し、その神社でお焚き上げいただきます。
新しいお社に取り替える時期はさまざまですが、屋外神殿は雨風に晒され、場所によっても思いもかけず早くに傷む場合が多々あります。5年目、10年目の節目に新しくする所もありますし、何かの節目(代替り・新築・社名変更・上場・・・)にする所もあります。伊勢神宮の御遷宮にならい20年目には新しくしましょう。この場合、10年目に中遷宮として、傷んだ場所を小直しします。
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・神殿の選び方 |
まずは御神体又は御神札が入るものを選びます。内陣寸法(神殿胴内部の寸法)を確かめるとともに、どこから入れるか、その開口部から入るかも確かめましょう。
御神体を納める唐櫃(からひつ)・楊筥(やないばこ)・厚畳(あつじょう)・茵(しとね)・八足(はっそく)等が必要でしたら、その寸法も入るか確認します。
宮忠の屋外神殿の場合、予算に応じて使用する材木や錺金具、銅板の葺き方などでグレードを変える事により、様々に対応させて頂きます。但し規格外になりますので、納期は製作日取の分、多少長くなります。
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