|
|
||
小俣龍兒です。 私は、茅葺職人の道に入って40年余になります。 お客様に喜んでいただけるよう一生懸命頑張っております。 天然の茅を寸法に切り、1本1本束ねて屋根板へ打っていきます。 色・柄を合わせ隙間の出来ないように一段一段重ねて打っていきます。 茅を打ち上げたら、桧造りの神殿にのせ刈り上げていきます。 茅屋根の左右の厚みは良いか、左右の出寸法は良いか、隙間はないか、 角の線がきっちりと出ているか、隅々まで注意を払いながら真心込めて刈り上げます。 屋根を刈り上げていくには自分で研ぎ上げて改良を加えながら造った 刈り込みようの手鋏一つで、何の定木もなく、ただ自分の感覚一つを頼りに刈り上げていきます。 今日までいろいろの試行錯誤の毎日でしたが、何事もお客様第一に考えて頑張ってきました。 宮忠の茅葺神殿は私が職人としての技にホコリを持って制作させて頂いております。 全国で伊勢にしかない茅葺神殿を何卒よろしくお願い申し上げます。 |
||
|