黒柿硯箱など「徳川家康が愛した木」としても知られる黒柿。
黒柿の紋様については、遺伝的要因、土壌、微生物やタンニンの影響などではないかと推測されていました。
しかし、2017年に黒柿について、「化学的、鉱物学的および微生物学的特徴と黒柿における生体鉱物の結晶形成」についての論文が発表されました。
その論文によると、黒柿の黒い部分には有機物や微生物が多く存在し、生育していた土壌にも有機物や微生物の存在が認められました。黒柿の根の白色部分で、球菌などの微生物がCa、P、S、Cl、などを取り込み、生体アパタイトを形成。成長するにしたがって、更に元素を取り込みながら黒色化。そして年月を経るにしたがって、幹の辺材部に黒色の縞模様(孔雀杢)を作りながら珪木化(植物の化石化)を形成することが証明されました。
1万本に1本という確率でしか見つからないともいわれる「神秘の銘木」です。
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