日高ヒスイとは、北海道沙流郡日高町から産出される岩石で、番場猛夫氏が1972年に鉱山地質学会誌(現、資源地質学会誌)で発表し、1980年には宝石学会誌でも紹介され、世界的に有名になった日本産宝石の一つです。
日高ヒスイが宝飾品に使用されたのは主に1970年代であり、産出期間は、わずか5年余りと長く続きませんでした。
そしてそのほとんどが採取されてしまったため、残念ながら日高ヒスイの歴史は終わりました。
翡翠というものは本来、硬玉と軟玉の2種類があって前者はヒスイ輝石(jadeite)と呼ばれ、後者は角閃石からなるネフライト(nephrite)と呼ばれています。
日高ヒスイはクロム透輝石(Chrome diopside)からなるため、ヒスイの新種となり第3のヒスイとして世界でも認知されています。
日高町の道の駅には日高ヒスイを主とした「山脈博物館」があり、日高町全体で力を入れていた貴重資源である事が伺えます。
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