第11回　坂手国生神社　12社目参拝 写真・文章　川西　洋介
この「伊勢神宮125社巡り」をはじめて早いもので11ヶ月目になります。今回で約1割の神社を参拝させていただくことが出来ました。先はまだまだ長いですがお付き合いくださいませ。 　さて、今回12社目に参拝させていただいたのは、皇大神宮摂社にあたる坂手国生神社(さかてくなりじんじゃ)です。祭神はこの地方の灌漑用の水を守る神、高水上命(たかみなかみのみこと)で、牛尾崎（うしおざき）の池と道をはさむ、小高い丘の坂にあり、社名の由来といわれています。明治維新まで、この辺りには皇大神宮の田上神田があり、毎年米18俵を奉納していたそうです。地元では「さかだいさん」と呼ばれ敬われています。 　今日は夕方の参拝となりました。5月も半ばになり日も段々と長くなっていきます。道中はまだまだ明るい感じでした。神社へ到着し入り口で一礼し、立看板を横目に坂になっている階段を登り始めました。階段は緩やかですが、とても長く社域は木が生茂り外に比べすでに薄暗くなっていました。坂の上まで登るとそこには開けた土地に鳥居、玉垣、そしてお社が建っています。いつもお宮の前に到着するとなにかホッとするような気がします。 　先ず参拝させていただきました。写真を撮らせてくださいともお願いし、数枚パシャパシャと撮らせて頂きました。西日が木の隙間からもれ私には新鮮でとても綺麗に見えました。今までは太陽も高く上っている時間に参拝していましたが、夕方もいいですね。お礼をさせて頂き、坂を下りていくと、水盤を発見しました。行きはまったく気付かなかったのですが坂の中ほどにあります。入り口には「定」の立看板、「坂手国生神社々域」と「禁殺生」の石碑もあります。神社の東側には竹薮の向こうに池が見えます。 　社域を出ると来た時よりも日が落ちていました。今日はとても風が強かったのですが、とても綺麗な夕方でした。	小さな写真の上にマウスを乗せると、大きな写真が表示されます。見たい写真の上にマウスを乗せてください。

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